ホントの自分を生きる、そして家族と自由で幸せになる ~沖縄移住生活~

家族で沖縄移住を機に日々人の心や思考を学んで自分を変えて家族を幸せにする日々を綴っています。

中学時代③

中学の時にちょっかいをかけてきた中のひとり。

毎日楽しそうに笑いながら殴ってきてたその子は

ある日突然自分を呼び止め

「オレ、もう殴るのやめるわ」と言ってきた。

 

 

 

 

あぁ、そう。

そんなこと言ってもどうせって思ってた。

でも結果は違った。

本当に言った通りにしていた。

同じグループの他の子がちょっかいを続けても

その子は二度と自分にちょっかいをかけることはなかった。

その子とは別々の高校に進学していてそれっきりだった。

 

ある日、地元の駅のホームで肩を強く叩かれた。

「おー!」

振り返るとあの日自分を殴ることをやめると言ったあの子だった。

偶然会えて嬉しいって表情をしていた。

ホームから改札を出るまでほとんど話してはない。

去り際に「じゃあね」と言っていただけだ。

自分からもほとんど言葉をかけなかった。

 

ここからは憶測でしかない。

殴るのやめるって言われた後に

あの子のお母さんの葬儀にクラスで参列したことを思い出した。

家族の死であの子の気持ちに変化がでたのかもしれない。

久しぶりにホームであった時に見せたあの表情は

自分が普通に生活していたことに安心したのかもしれない。